2012年7月15日日曜日

変動相場制の状況でおきること

変動相場制のもとでは、公共事業や減税だけの財政政策では効果は上がらない。
財政出動のため、政府が赤字国債を発行すると、長期金利が上昇し、
それは円高につながる。
その結果、輸出減少・輸入増加を招き、財政出動の効果が海外に流出してしまうのです。
これを、マンデル・フレミング効果と呼ぶ

財政政策だけでは景気は回復しない。ただし同時に金融政策を行うことで
十分に金融緩和が行われれば、財政政策も機能する。
財政出動が招く負の側面である円高を、金融緩和による円安で相殺すればよいのです。